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Blog : 2019年11月
下肢静脈瘤
夏に比べて水分の摂取量が減り気温も低くなってきたので、血流不足により足がむくんだり重だるさを感じる方が増えています。女性は特にふくらはぎの筋肉が少ないのでむくみやすくなりますが、むくみが悪化すると下肢静脈瘤にも繋がります。
足先に行き渡った血液が心臓に戻るとき重力に逆らって上がっていきます。歩いたりしてふくらはぎの筋肉を使うことにより血管を収縮させています。途中で逆流をしないように静脈弁が支えていますが、筋肉のポンプ作用が低下したり静脈弁が壊れたりして静脈が太く膨らんだのが静脈瘤です。
《原因》
遺伝や妊娠出産経験のある人や立ち仕事の人に多いとされています。妊娠出産などはホルモンの影響で静脈弁が壊れやすくなります。第1子よりも第2・3子出産後の方がなりやすいです。美容師や調理師、教師など1か所に立ってあまり動かない人もなりやすいです。
《症状》
血管が浮き出る、足のむくみ、足のだるさ、疲れやすい、足のほてり、足がつるなどがあります。
《種類》
くもの巣状、網目状、側枝状とされるものは軽症で太もも外側や膝内側、くるぶしにできやすいです。重症化しにくいので見た目が気になる人以外は治療しません。
伏在状はぼこぼこと4mm以上の血管が浮き出てうっ血性皮膚炎や潰瘍などが起こり重症化したら手術が必要となります。
むくみの多くは生活習慣や加齢などで起こりますが下肢静脈瘤以外にも甲状腺機能低下症や妊娠中毒症や心不全などの病気でもむくみの症状が起こります。急にむくみの症状が悪化した場合は医療機関の受診をおすすめします。
下肢静脈瘤の予防や進行を遅らせるために
①湯船に浸かる
②かかと上げ運動
③医療用弾性ストッキングや着圧ソックスの着用
などをして下肢の血流を良くするのが効果的です。
甘酒
甘酒は日本伝統の発酵飲料ですが、最近の研究で美容や健康の効果が高く見直されるようになりました。その効果の高さから“飲む点滴“や“飲む美容液“とも呼ばれています。
甘酒には米麹で作った甘酒と酒粕で作った甘酒の2種類があります。
《米麹》
蒸したお米に米麹と水を混ぜて55〜60度の温度で数時間発酵させます。砂糖を入れなくてもお米のデンプンの甘みがあり飲みやすいです。
《酒粕》
日本酒を作るときにです酒粕を水に溶かして砂糖を加えて煮込みます。酒粕に含まれるアルコールが微量ですが残ります。
甘酒には疲労回復や便秘予防、熱中症予防などの効果があります。
①疲労回復
ブドウ糖は腸管からの吸収率が高いので素早く吸収されてエネルギー補給になります。甘酒の約20%がブドウ糖で出来ています。甘酒は江戸時代のエナジードリンクとされるほどの人気のある飲み物でした。
②便秘予防
甘酒にはレジスタントプロテインという食物繊維や腸内細菌のえさになるオリゴ糖が含まれているので腸内環境の改善の働きがあります。また慢性的な便秘の方は顔の吹き出物が出来やすくなります。
甘酒にはビタミンB群が豊富に含まれており、ビタミンBはエネルギー代謝や皮膚の代謝を良くしてくれるので美肌にも良いです。
④熱中症予防
暑い時は汗をかくことにより体の熱を下げますが、汗と一緒に体内にあるナトリウムも排泄されます。体内のナトリウムが少なくなると濃度を一定にする為に喉の渇きが感じにくくなります。水分補給には塩分と糖が含まれている飲み物が効果的です。厚生省が熱中症の予防をするには100mlあたり40〜80mlのナトリウムが含まれている飲み物で水分補給をするのが適しています。甘酒にはおよそ60mlが含まれています。
プロテイン
近年は健康意識が高まりジムやヨガ、ピラティスなどに通う方が増えてきました。トレーニングに伴いプロテインを飲んでる方もいるかと思います。
プロテインとは英語でたんぱく質です。牛肉・豚肉・鶏肉などの肉類、魚類、卵、チーズや牛乳などの乳製品、大豆などにたんぱく質は含まれています。
体の中では骨や肌などを作るコラーゲン、髪の毛や爪のもとになるケラチン、血中に存在するアルブミンがたんぱく質です。
プロテインで主流なのは乳製品(動物由来)のホエイと大豆(植物由来)のソイの2つです。ほかにもカゼイン、エッグ、ピープ(エンドウ豆)などもあります。
ホエイはヨーグルトの容器を開けたときの上澄みの乳清と呼ばれる液体のとこです。ホエイプロテインは比較的吸収が速く、筋肉をつけるのに有効的なアミノ酸が入っています。ホエイプロテインには乳糖が含まれているものもあります。牛乳を飲むとおなかが緩くなるという乳糖不耐症の方は適していません。
ソイは大豆が原料で、アルギニンというアミノ酸が豊富に含まれています。ゆっくり吸収してくれるので体のウエイトを増やさずにボディメイクをしたい方はソイプロテインが向いています。また大豆には女性ホルモンに似た働きをしてくれるイソフラボンが入っているので女性におすすめです。
プロテインを飲むタイミングは運動前、運動後、就寝前が適しています。運動前だと摂取したアミノ酸を使って燃焼できるのでダイエットにも効果的です。運動後だと筋トレでたんぱく質の吸収が良くなるので運動後30分~45分以内に飲むのがおすすめです。就寝中は栄養を摂ることが出来ないので就寝前30分~1時間前に飲むのも体にとって良いです。
プロテインを飲む目的に応じて種類や飲むタイミングを選んでくださいね☺
冬の養生
どんどん気温が下がり冷えや体の凝りが気になる方が増えてきました。またこれからのシーズンは忘年会や新年会などがあるので胃腸の調子を崩す方も出てきます。少しでも体が楽に過ごせるように冬の養生法としては「睡眠」と「冷え対策」が大切になってきます☺
①睡眠
冬は日照時間が短く、寒いのでどうしても睡眠の質が悪くなりやすいです。いつもと同じ睡眠時間でも朝すっきり起きれなくなります。冬は「早寝、早起き」ではなく、「早寝、遅起き」をするぐらい睡眠時間をしっかり確保するのがおすすめです。
また体が冷えた状態では寝付きが悪かったり、眠りが浅かったりします。寝る1時間半~2時間前にお風呂に入るのも睡眠の質を良くしてくれます。約41℃の湯船に5~10分程浸かるだけで深部体温が機会的に上がるので、1時間半~2時間後に深部体温が下がり寝付きがスムーズになります。
起きてからは朝日を浴びて下さい。浴びることにより体内時計がリセットされ、睡眠を促すメラトニンというホルモンが約16時間後に分泌されます。太陽の光を浴びないと、気分が落ち込みやすい・集中力が低下してやる気が出ないなどの冬季うつになるリスクも高くなります。
②冷え
「冷えは万病のもと」といわれるように冷えると足のむくみ、体の凝り、生理痛が重くなるなどの体の様々な症状を引き起こします。おなかや腰に手を当てて手の方が温かく感じたら内臓冷えになってるのでカイロをおなかや腰の辺りに貼ったり、重ね着をして温めて下さい。
忘年会や新年会などで体の内側から冷えて胃腸に負担がかかりやすくなります。冬が旬の根菜類を意識して食べて体の内側からも温めましょう!
院の電話がつながりません
復旧の見込みがまだ立ちませんので、お電話が繋がらなく、電話番号にかけると「現在使われておりません」と案内が出ます。
営業、しております。
閉店しておりません。
下記の電話番号が繋がりますので、御用のございます方は、こちらにご連絡をお願い致します。
070-1051-7359
院の電話番号が変わりました!
11月8日は二十四節季の「立冬」になります。これらか「小雪」までの期間は冬に向けて身体を準備する期間ですので、首回り、手首・足首、ウエスト周りを冷やさぬようお過ごし下さいね。
院の電話番号が変わりました。
旧:052-228-8083
新:052-212-8368
HPも順次変えていきますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます
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