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Blog : 2020年1月

腸腰筋

「段差がなくてもつまずきやすくなった」「片足立ちの状態で靴下を履けなくなった」という声を聞きます。心当たりのある方は体幹の筋肉が弱ってきているのかもしれません💦

腸腰筋という筋肉は上半身と下半身を繋いで体幹の安定をしてくれる大事な筋肉です。深層にある筋肉なので触りにくいですが、歩いたり踏ん張ったりするときも使います。

腸腰筋は腸骨筋と大腰筋という2つの筋肉に分かれます。
腸骨筋は骨盤と大腿骨を繋ぐ筋肉
大腰筋は腰椎と大腿骨を繋ぐ筋肉

腸腰筋を鍛えると姿勢が良くなったり下腹部の引き締めにも効果があります。腸腰筋のトレーニングには足踏みがおすすめです😊膝と股関節を直角にしっかり曲げて50回のほど足踏みをするだけです。ただし体幹が後ろに反れたり、しっかり足を上げないと効果が薄くなってしまいます😥


筋肉はサルコペニアという現象で加齢により減っていきます。それにより何も運動をしないと筋力低下による歩行困難などになり、将来的にはロコモティブシンドローム(運動器症候群)になる可能性が高くなります。
年齢を重ねてもトレーニングによって筋肉をつけたり、筋肉量をより増やすことができます。健康な身体で過ごせるように体幹の筋肉を増やしていきましょう!!


のどの詰まり(梅核気)

忙しかったり、疲れが取れなかったりすると
🔹のどの異物感
🔹のどが詰まって息苦しい
🔹食べ物が飲み込みにくい
🔹痰がからむ
など、のどの不快な症状を感じる方が多いです。


このような症状が出ることを耳鼻科では“咽喉頭異常症”と呼び、精神科では“ヒステリー球”と呼ばれます。
のどに違和感があって病院で検査をしても具体的な病気や異常が見つからないのが特徴です。また東洋医学では梅の種が詰まったような圧迫感という例えから“梅核気”と呼ばれます。

ストレスによる自律神経の乱れが原因となることが多いです💫自律神経でも特に交感神経の働きが優位になると、のどのあたりの筋肉が収縮するので咽喉頭や食道などが細く締め付けられます。
漢方薬では半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)で治療することが多いです。ヒステリー球以外にも神経性の胃腸障害や喘息、気管支炎でも用いられます。

のどの周りの筋肉が硬くなっているので筋肉を伸ばすストレッチやツボ押しなどもおすすめです😊

《ストレッチ》
鎖骨の下に手をクロスに重ねて置き、顔を真上に向けたまま口をすぼめたり、口角を広げたりします。
このストレッチは2重あごやフェイスラインのたるみにも効果があります。

《ツボ押し》
鎖骨と鎖骨の間にあるくぼみに“天突(てんとつ)”というツボがあります。人差し指で3秒間押した後、3秒間離すの1セットとして5セットほど繰り返すと効果が出やすいです。

また食事では香りの強いセロリ、パクチー、春菊、みょうがなどを取り入れるのも気を巡らせるので効果があります。


ボトックス注射💉

ボトックスとはボツリヌス菌から抽出されたたんぱく質の1種です。筋肉の痙攣や緊張を抑える働きがあり顔面痙攣、眼瞼痙攣などの治療で使われます。
また美容目的で眉間やおでこのシワ、エラや食いしばりなどでされる方もいます😊

ボトックス注射と美容鍼灸を併用して受けたいとのお問い合わせがありますが、美容鍼灸は鍼をしてお肌に刺激を与えることで治癒力が高まりお肌の細胞が活性化します。一方でボトックス注射は筋肉を萎縮させることでシワを目立ちにくくするものなのでアプローチの仕方が対照的です。


美容鍼灸の施術をお受けになるにはボトックス注射後ですと3週間から1ヵ月ほど空けていただくのがおすすめです✨


胃薬

師走になり、なにかと忙しいのでストレスや暴飲暴食などで胃の不快感を感じる方が多くなってきました。胃もたれ、胃痛、胸焼けなど様々な症状がありますが、痛みを感じたら胃薬を服用していませんか?ストレス過多な現代人が服用する胃薬にも種類があります😊

消化に関わっている胃酸はpH1〜2の強い酸性でできています。おいしそうな物を見たり、匂いを嗅いだり、食べ物が胃に入ってくると胃酸が分泌されます。食べ物の消化や食べ物と一緒に入ってきた菌の殺菌をしています。胃酸から胃の粘膜を守るために胃の内側から粘液が分泌されます。胃酸と胃粘液のバランスが崩れて胃酸の分泌が過多になり、胃の粘液の分泌が減ると胃の粘膜が傷つき胃炎・胃潰瘍になるリスクが上がります💦


《原因》
🔹アルコール
🔹喫煙
🔹ストレス
🔹暴飲暴食

《種類》
🔹H2ブロッカー
医療機関が胃炎、胃潰瘍などで処方される。第1類医薬品
🔹制酸剤
胸焼けや飲み過ぎなどで分泌過剰な胃酸を中和させることにより胃粘膜への刺激を緩和させる
🔹粘膜修復剤
空腹時の胃粘膜を守る。胃酸過多により胃粘膜が傷ついているので胃粘膜の分泌を促進させたり、胃粘膜の再生力を高める


慢性的に胃薬を服用し、胃酸から減少すると鉄やビタミンB12などの吸収率が悪くなります。欠乏症として貧血やまぶたのぴくつきなどの神経障害が出やすくなります。胃薬を常用すると胃酸を抑制するので食べ物を消化吸収できなくなり、体に栄養素を取り込めなくなってしまいます。栄養失調になると細胞分裂をする材料が足りないので新陳代謝が悪くなり不調に陥りやすいです😥
今一度、食生活を見直してみましょう😄
胃もたれや膨満感が気になる方は「ちゅうかん」というおへそとみぞおちの中間点にあるのツボもおすすめです✨指圧したり温めたりすると胃腸の働きを助けてくれます。


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