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ドライアイについて (その3)

ドライアイが現代社会においては著しい問題になりつつあります。
視力の低下の原因と考えられるからです。

涙は瞳の表面を潤すだけではなく、角結膜上皮細胞の活性化や障害を修復している事が分かってきました。
人工涙液の点眼を頻繁に行っても上皮細胞の障害が改善されないのは、量よりも質が問われるからです。
涙の成分を補う為に、自己血清点眼術があります。

自分の血液を採取し、遠心分離機によって血球成分を除去した後の血清を5倍程度に薄めて点眼するのですが、市販の物とは違い防腐剤が含まれない為、1週間程度しか持ちません。

しかしながら、上皮細胞の分化・増殖によい作用を及ぼすサイトカインや成長因子も含まれているので、角結膜上皮障害や眼不快感を軽減させるとの研究結果が出ているので、改善が難しいドライアイの場合は使用を検討してみるのも良いかもしれません。

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