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甘酒

甘酒は日本伝統の発酵飲料ですが、最近の研究で美容や健康の効果が高く見直されるようになりました。その効果の高さから“飲む点滴“や“飲む美容液“とも呼ばれています。
甘酒には米麹で作った甘酒と酒粕で作った甘酒の2種類があります。

《米麹》
蒸したお米に米麹と水を混ぜて55〜60度の温度で数時間発酵させます。砂糖を入れなくてもお米のデンプンの甘みがあり飲みやすいです。

《酒粕》
日本酒を作るときにです酒粕を水に溶かして砂糖を加えて煮込みます。酒粕に含まれるアルコールが微量ですが残ります。

甘酒には疲労回復や便秘予防、熱中症予防などの効果があります。
①疲労回復
ブドウ糖は腸管からの吸収率が高いので素早く吸収されてエネルギー補給になります。甘酒の約20%がブドウ糖で出来ています。甘酒は江戸時代のエナジードリンクとされるほどの人気のある飲み物でした。

②便秘予防
甘酒にはレジスタントプロテインという食物繊維や腸内細菌のえさになるオリゴ糖が含まれているので腸内環境の改善の働きがあります。また慢性的な便秘の方は顔の吹き出物が出来やすくなります。
甘酒にはビタミンB群が豊富に含まれており、ビタミンBはエネルギー代謝や皮膚の代謝を良くしてくれるので美肌にも良いです。

④熱中症予防
暑い時は汗をかくことにより体の熱を下げますが、汗と一緒に体内にあるナトリウムも排泄されます。体内のナトリウムが少なくなると濃度を一定にする為に喉の渇きが感じにくくなります。水分補給には塩分と糖が含まれている飲み物が効果的です。厚生省が熱中症の予防をするには100mlあたり40〜80mlのナトリウムが含まれている飲み物で水分補給をするのが適しています。甘酒にはおよそ60mlが含まれています。


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