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コラーゲン

体をぶつけた記憶がないのにいつの間にか青アザが出きていたという方をみかけます。青アザが出きやすい原因に体質や肌質も影響しますが、「コラーゲン不足」も原因の1つです。

コラーゲンと聞くと肌をイメージされる方が多いですが、コラーゲンは骨や血管や爪などにも存在しているたんぱく質の1種です。全たんぱく質の約30%を占めます。

閉経を迎えた女性が骨粗鬆症になりやすいのもカルシウム不足以外にもコラーゲンの減少も原因の1つです。骨の内側から脆くなることで折れやすくなります。
体内のコラーゲン不足すると弱くなった血管が破けて青アザも起こりやすいです。体内のコラーゲンを増やすことで体も丈夫になります。

コラーゲンの生成には鉄やたんぱく質やビタミンCが必要となります。肉のスジ・軟骨・小間切れ肉・フカヒレ・手羽先などにコラーゲンは含まれています。ビタミンCや鉄の含んだ果物や野菜を一緒に摂取するとより吸収率が上がります。


肌では表面から表皮・真皮・皮下組織とある3層構造の真皮にあります。真皮で肌をバネのように支えていますが、年齢とともに衰えるのでたるみや弾力がなくなってきます。肌のターンオーバーは20代で約28日、40代で約60日と言われています。

鍼をすると肌のハリや弾力も出てきます✨真皮にある肌のハリに関わるコラーゲン、弾力のある肌に関わるエラスチン、肌の潤いに関わるヒアルロン酸などの成分は線維芽細胞が産生しています。紫外線や乾燥など様々な要因で肌のターンオーバーが悪くなりがちです😥鍼をすることにより血流が良くなるのでその線維芽細胞が活性化し肌のターンオーバーがスムーズになります。


カフェイン

集中したい時や眠気を覚ましたい時に栄養ドリンクやコーヒーなど飲まれる方も多いと思います😊
栄養ドリンクやコーヒーに含まれるカフェインには覚醒作用や興奮作用が強いので愛飲されている方も多いですが中毒性が高いので注意が必要です。
カフェインの大量摂取で亡くなったケースもあります。カフェインの中毒死は稀ですが、過剰摂取は体に影響をもたらします。

〈カフェインの効能〉
・眠気抑制の覚醒作用
・血管拡張作用
・疲労の減少や興奮作用
・利尿作用

〈飲料100mlあたりのカフェイン含有量〉
コーヒー 約60㎎
玉露 約160㎎
紅茶 約30㎎
エナジードリンク 約36~150㎎

エナジードリンクは商品によってかなり幅がありますが1本150㎎も含まれているものもあります😥
その他にもガムやサプリメント、頭痛薬などの医療品にも微量のカフェインが含まれています。
欧州食品安全機関(EFSA)によるとカフェインの摂取限度の量が1時間あたりカフェイン400㎎未満、1回あたり200㎎未満と定められています。コーヒーだと1日3~4杯は体に影響なく飲める量です。

カフェイン過剰摂取による中毒症状として精神的な症状の軽度だと興奮・イライラ・不安・不眠などで身体的な症状の軽度だと吐き気・嘔吐下痢・動悸・貧血などがあります。
毎日摂取しているとなかなか依存していることに気づけません。当院でも不眠で悩んでいたお客様が夕方以降のカフェイン摂取を控えるように意識したら、以前より寝つきがスムーズになりかなり改善されました。

最近では“カフェインレス”や“ノンカフェイン”などの商品も増えてきました。カフェインレスとは日本ではカフェインを約90%カットしたものを指し、ノンカフェインとは原料にカフェインが含まれていないものを指します。麦茶やハーブティーなどはノンカフェインになります。

飲む量や飲み物を少しの意識するだけでも体の不調は改善されやすいです✨


内臓冷え

女性は男性に比べて筋肉量が少ないので冷えが気になる方は多いと思います。手足が冷えるだけでなく、おなかが冷たいと感じたことはありませんか?手足は温かくてもおなかや腰まわりだけ冷たいという方が意外と多いです💦

手足が冷える四肢末端冷え、腰から足先まで冷える下半身冷え、手足は冷えていなくてもおなかや腰まわりが冷えている内臓冷えなど冷えにも様々なタイプがあります😊

特に内臓冷えのタイプだとなかなか自分では気づきにくいので“隠れ冷え症”とも呼ばれています。
🔹胃腸が弱くおなかを下しやすい
🔹体のだるさを感じる
🔹風邪をひきやすい
🔹痩せにくくなった
という症状に心当たりがある方は内臓冷えかもしれません。

内臓冷えが改善されると代謝が良くなったり免疫力が上がったりします。女性の不調の6~7割は冷えと関係が深いです。女性は男性に比べて筋肉量が少ないので熱をうまく作り出せません。
また女性は脂肪がつきやすい体質で脂肪は温まりにくいのでより体が冷えやすくなってしまいます。
40代以降の方から「昔に比べて痩せにくくなった」と言われることもありますが、基礎代謝が悪くなっているので食事量を減らしても燃焼できないため痩せにくくなってしまいます。
また体内では小腸が免疫の約60~70%を担っているので、体が冷えるとうまく機能しなくなり風邪をひきやすくなります。

内臓冷えの改善策として
①冷たい飲み物や冷たい食べ物を控える
冷蔵庫から取り出したキンキンに冷えたビールは喉越しがよくておいしいですが、体温より冷たい物が体内に入り胃の温度が1℃下がることにより4~5時間かけて胃を元の温度に戻してから消化・吸収を始めます。冷たい飲み物や冷たい食べ物を常に摂っていると胃腸に負担がかかり慢性的な機能低下に繋がります。

②適度な運動
女性は筋肉量が少ないので体を動かして筋肉を太く、大きくさせることが必要です。年齢を重ねても筋肉をつけることは可能です!ウォーキングや股関節回しやスクワットなどから始めてみてください。

③湯船に浸かる
シャワーで済ませる方も多いとは思いますが、湯船に浸かることにより水圧がかかって体が温まります。他にも湯船に浸かると睡眠の質が良くなったりむくみにも効果的です✨38~39℃のお湯に5分程浸かるだけで体が温かくなります。


骨盤底筋群

重たい物を持ち上げたとき、咳やくしゃみをしたとき、笑ったときなど尿漏れをされた経験がある方も多いかと思います。出産経験のある女性は3~4人に1人は経験すると言われるくらい悩んでいる方が多いです💦

骨盤底筋群と呼ばれる筋肉が弱くなることによって起こります!骨盤を構成するおなか側の恥骨~尾骨(尾てい骨)までハンモックのように骨盤の下から膀胱や子宮や直腸などの内臓器を支えています。尿や便や月経時の経血を出すときは筋肉を緩めたりしてコントロールしています。

おなかに強い力(腹圧)がかかると骨盤底筋群が働いて筋肉を収縮させます。骨盤底筋群が弱くなると骨盤内臓器をうまく支えることができず、下がってきます。膀胱は骨盤内臓器のなかでも低い位置にあるので筋力が弱くなると1番影響を受けやすいです。

尿漏れ以外にも軽度の脱肛や子宮脱、垂れ尻やO脚などにもなりやすいです。

〈骨盤底筋群が弱くなる原因〉
1番多いのが出産です。特に難産だった方は弱くなりやすい傾向にあります。他にも加齢による筋力低下や肥満なども考えられます。

〈トレーニング〉
筋力が弱くなることによって引き起こされるので筋力トレーニングが効果的です✨
筋肉をつけるには時間がかかりますが、慣れれば場所を取らず手軽にできます。
仰向けで寝て足を肩幅に開き両膝を軽く曲げます。
おなかを軽く凹ませて、トイレを我慢するときのイメージで肛門と膣をきゅっと締めます。3秒キープしたらゆっくりと緩めて3秒おきます。これを1セットとして4~5回繰り返します。


マスクによる肌荒れ

冬から春の時期は風邪やインフルエンザや花粉症などでマスクをつける機会が増えてきます。そのためマスクで肌が擦れたり蒸れたりして肌荒れされる方も多いです😷

〈肌荒れする原因〉
①摩擦
マスクをしたまま喋ったり、顔を動かしたりすると繊維と肌が擦れることにより刺激になるので肌のバリア機能が低下します。

②蒸れ
息を吐くことによりマスクの内側の湿度が高くなります。また密閉されているのでより湿度も高くなりニオイや菌が繁殖しやすい環境になります。

家庭用マスクもガーゼや不織布など種類があります。不織布マスクはウイルスカットの効果はガーゼより高いですが、蒸れやすかったりマスクを作る過程で使われる樹脂が肌に合わなかったりします。


〈対策〉
①長時間使用しない。
②不織布マスクを使う場合はマスクの内側に薄いガーゼを入れるだけでも肌荒れが軽減します。
③メイクやスキンケアはシンプルにする。
・肌荒れ時にはパウダーファンデーションを使ったりベースメイクを薄くする。
・肌荒れ時には普段使用している基礎化粧品でも痒くなったり、肌がヒリヒリしたりします。肌が弱っている時は回復してさせるのが先決です。洗顔後何もつけずにワセリンを塗って保護したり、化粧水と乳液だけにするのがおすすめです。


運動習慣について

普段冷暖房の効いた部屋でお仕事をされている方は体を動かしたり汗をかいたりする機会が少ないので仕事後にジムやヨガなどへ行きトレーニングされている方も多いと思います😊
“アクティブレスト”と言って体をほぐすことにより休息効果が得られます✨
ただし、人気があるホットヨガは体質により合う・合わないがあるので注意が必要です。

ホットヨガは高温多湿な環境で運動をするので常温のヨガよりも多量の汗をかくことによってストレスを多く抱えている方はスッキリしたり、気分転換になります。体が温かくなることにより筋肉や関節が柔らかくなるので体が硬い方でも動かしやすいです。

〈注意が必要な方〉
🔹婦人科疾患にかかっている方
🔹冷えやすい方
🔹疲れやすい方
🔹低血圧の方
上記の方は効果よりも体にかかる負担の方が大きいです😥
多量の汗をかくことにより脱水状態になるので肌のかゆみや乾燥・息苦しさ・頭がくらくらしたりします。
運動を始める1時間ほど前から500mlの水をゆっくり飲みましょう!運動中もこまめに水分補給をしてください。


また自律神経の乱れも引き起こしやすくなります。私達の体は1日の中でも気温差が5~7℃あるだけでも体がストレスを受けます。ホットヨガのスタジオの気温は39℃前後で湿度は60%前後のところが多いです。高温多湿な環境下での運動は負担が大きいと留意して運動を行い、無理をしないように心がけてください。


ヨガは自分と向き合うものです。他人と決して比べないで昨日までの自分と比べてください。もしも出来なくてもその自分を受け入れてあげてください。


お酒の適量

忘年会や新年会や歓送迎会などお酒を飲む機会はたくさんありますが、お酒を適量以上を飲み続けると生活習慣病のリスクが高くなります😥

年齢やアルコール分解能力など個人差はありますが、厚生労働省では適切な飲酒量は女性は純アルコールで1日に平均20gになります。
〈純アルコール20g〉
🔹ビール中瓶 1本(500ml)
🔹日本酒 1合(180ml)
🔹ウイスキー ダブル1杯(60ml)
🔹焼酎25度 グラス1/2杯(100ml)
🔹ワイン グラス2杯(200ml)
🔹チューハイ 缶1本(350ml) に相当します。

アルコールを飲むと胃で約20%、小腸で約80%吸収されてその後肝臓に集まりほとんどが処理されます。アルコールは肝臓内で分解されて有害なアセドアルデヒドが出来ます。アセドアルデヒドはALDH2という酵素により無害な酢酸に分解されて血液から全身に巡り、最終的には水とCO2になって汗や尿や吐く息から体外へと排出されます。
アセドアルデヒドを分解するALDH2という酵素のタイプによりお酒が飲めない・弱い・強いの体質に分類されます。


体質だけでなく性別や骨格や体重によっても変わってきます。女性は男性より体と肝臓が小さく女性ホルモンの影響もありアルコール分解速度が遅く、体脂肪が多く水分量が少ないので血中アルコール濃度が高く酔いが抜けにくいです💦
また体重の多い人の方が血液量や水分量が多いので血中アルコール濃度が薄くなる傾向にあります。
ビール中瓶1本(500ml)を飲んでも男性は分解にかかる時間が平均4時間に対して女性は平均で5時間かかります。アルコールの摂取量が増えれば分解にかかる時間もより長くなります。


厚生労働省では
①週2日は休肝日をつくる
②強いお酒は薄める
アルコール度数の高いお酒は胃腸に刺激が強く、酔いが回りやすいので肝臓にも負担がかかります。こまめにチェイサーで水分補給をしたり、果汁や炭酸で割るのを推奨しています✨


気象病

雨の日や台風が近づいてくると頭痛・関節痛・むくみ・体のだるさなど気象病と呼ばれる不快な症状を感じる方が多いです。

耳には内耳と呼ばれる場所に気圧を感じるセンサーがあります。気象病になりやすい方は少しの気圧の変化でも過敏に反応します。内耳で受け取った情報は脳に伝わり自律神経の交感神経と副交感神経のバランスが崩れることにより、体調を崩しやすくなります。
交感神経の方が強くなると頭痛・関節痛・体の凝りなど痛みを感じやすくなり、逆に副交感神経の方が強くなると体のだるさ・眠気・むくみを感じやすくなります。

また乗り物酔いしやすい方は気象病にかかりやすい傾向にあります。乗り物酔いも内耳にある三半規管などが揺れに敏感に反応することにより起こります。

内耳の血流が悪いと敏感に反応しやすくなるので血流を良くするためにも“耳もみ”をおすすめします😊
耳たぶを揉んだり上下に引っ張ったりするだけでも顔周りの血流が良くなりすぐにぽかぽかしてきます。

病院では内耳の血流を良くする作用の抗めまい薬や内耳から脳への気圧の変化の情報を伝えるのを抑制する酔い止め薬などが処方されます。

酔い止めのツボとして有名な内手首から指3本分のところにある「内関」というツボも効果的です✨最近では気圧や天気の変化を教えてくれるアプリも出てきています。体の不調の原因や理由がわかるだけでも気持ちが少し軽くなります。いろいろな手段があるので活用してみて下さい。


めまい

体を動かしたときに目がまわったり、立ちくらみをしたり、女性は男性に比べてめまいが起こりやすいと言われています。


めまいにも種類があります。
①耳に原因がある《回転性のめまい》
メニエール病、良性発作性頭位めまい症などによって起こります。
目の回り方もぐるぐると目がまわる、天井がまわるように感じる、周囲が流されるように見えると感じる方が多いです。

②脳に原因のある《浮動性のめまい》
脳腫瘍や脳梗塞などの脳の血管障害などによって起こります。
上下や前後に体がふわふわするように感じます。

③低血圧によるめまい
若い女性に多く、立ち上がったときにくらくらするめまいです。低血圧や貧血の方は立ち上がったときに血液循環が悪くなり、脳にうまく血液がまわらないことによって起こります。


〈メニエール病〉
体を動かしていなくても突然目の前がぐるぐるとまわるタイプのめまいがあります。めまいと同時に耳鳴り・耳の詰まり・難聴なども起こるのが特徴です。繰り返し症状が出やすいですがめまいの時間が長くなると吐き気や嘔吐や冷や汗などを伴うこともあります。

ストレス・過労・睡眠不足などにより内耳にある蝸牛のリンパ液が過剰に溜まりむくむのが原因です。


〈良性発作。頭位めまい症〉
起き上がり、寝返りをうつ、洗濯物を干したり、目薬をさそうと上を向く、顔を洗おうと下を向くなど頭の位置を急に動かすとぐるぐるとまわるタイプのめまいが数秒~数分あります。
めまいに伴い吐き気や嘔吐などの症状が起きることがあります。ただし、メニエール病とは違うのが耳鳴り・耳の詰まり・難聴など耳に関する症状は出ません。

重力や体の方向を感知する耳石器についている耳石というカルシウムの粒が剥がれて三半規管の中に入ることによりめまいが起こります。
良性発作性頭位めまい症の予防としては同じ方向で横向きに寝ない、寝返りの回数を増やすなど長時間同じ姿勢をしないことがおすすめです。


貧血

貧血と聞くと血が足りていないイメージを持つ方が多いですが、血液中のヘモグロビンが減っていることにより起こります。ヘモグロビンはヘムという鉄とグロビンというたんぱく質によってできています。ヘム鉄が酸素とくっつくことにより全身に酸素を送る働きがあります。ヘモグロビンが少なくなると酸素を全身に送れなくなるので酸欠となりめまい・動悸・息切れ・疲れやすい・頭痛・倦怠感などの症状が出やすくなります。


貧血は様々な原因がある中で最も多く見られるのが赤血球中のヘモグロビン合成に必要な鉄が不足して起こる“鉄欠乏性貧血”です。
出血などにより鉄が少なくなるのと、食事などで摂取不足が鉄が不足する原因です。
1日の鉄の目標摂取量は15~20㎎ですが、女性は毎月月経があり1回の月経でおよそ15~30㎎の鉄が失われます😰
その他にも出産や授乳、過度なダイエットや偏食でも貧血は引き起こされるので女性は不足しがちな成分です。


また東洋医学では爪💅にトラブルが出やすいと言われています。鉄が不足してくると爪が薄い、割れやすい、二枚爪などになりやすいです。他にも髪の毛のパサつき・髪が細い・コシがなくなる、目が疲れやすい・かすむ、寝付きが悪い・眠りが浅い・よく夢をみるなどの症状も考えられます。


治療としては食事療法が多いです🍽
ヘモグロビンの質を上げるためにたんぱく質の摂取を増やすのがおすすめです✨肉や魚などの動物性食品に含まれるヘム鉄は15~25%、野菜や豆類などの植物性食品に含まれるヘム鉄は5%ほどと単体で摂ると吸収率が悪いので、吸収を促進してくれるビタミンCと一緒に食べるのが効果的です!
鉄製のフライパンや鍋で調理をしたり、鉄瓶で沸かしたお茶を飲んだりするのも鉄の補給ができます。


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